中国/ 岡山県

津山 つやま

歴史と文化の城下町津山

津山は古くから、美作の政治、経済の中心地、出雲街道・吉井川水運などの交通拠点として栄えてきました。慶長8年(西暦1603)森忠政の入国によって築かれた強固な城下町は今でもその面影を色濃く残します。巧妙に積み上げられた石垣の津山城跡を中心に城東、城西に分かれる近代的な町並みの中に宿場風情を漂わせる旧出雲街道沿、閑静なたたずまいをみせる武家屋敷。まち全体を緑が覆い、清流が流れ、神社、仏閣が多く、「西の京都」とも呼ばれ、四季を通して多くの人が訪れます。

津山の見どころ

津山城(鶴山公園)

城跡は「さくら名所百選」にも選ばれた西日本有数の桜の名所となっていて、桜の季節には毎年多くの人が訪れ、津山のシンボル的な存在になっています。「日本100名城」に認定された日本三大平山城のひとつです。

交通 JR津山駅より 徒歩10分/
中国自動車道 津山IC・院庄ICよりいずれも15分

衆楽園

津山藩二代藩主が京都仙頭御所を模して造らせた近世池泉廻遊式大名庭園。四季折々優美さを見せてくれます。

交通 JR津山駅より 徒歩20分/
中国自動車道 津山IC・院庄ICよりいずれも15分

つやま自然のふしぎ館

自然科学館ではあらゆる動植物、化石にいたるまで約20000点の標本を紹介、世界でもここにしかないものを数多く展示されています。歴史民族館では、城下町の商人の文化を展示、まさに知識の宝庫というところです。

交通 JR津山駅より 徒歩10分/
中国自動車道 津山IC・院庄ICよりいずれも15分

城東地区(重要伝統的建造物群保存地区)

津山の主要道街道「旧出雲街道」沿にあり江戸後期から昭和初期の西蔵まで、各時代の変化と時代の流れに伴う人々の暮らしが忍ばれる建物が並んでおり、幕末の洋学者箕作阮甫の生家や津山出身の蘭学者宇田川玄随らの資料を展示している津山洋学資料館もあります。

交通 JR津山駅より 徒歩で20分/
中国自動車道 津山IC・院庄ICよりいずれも10分

作楽神社

元弘の乱の後、隠岐に流される後醍醐天皇をおなぐさめするため、児島高徳が桜の幹を削り「天勾践を空しうするなかれ、、、」と書いた10文字の詩の逸話は「太平記」によってあまりにも有名。その逸話の舞台がこの神社です。

交通 JR津山駅より バス20分作楽神社前下車/
中国自動車道 院庄ICより5分

津山の年中行事

津山さくらまつり

3月下旬から4月中旬まで
鶴山公園 衆楽園

約千本の桜が咲き乱れ、石垣にヒラヒラ舞う花吹雪が春の訪れを告げます。夜桜も見事。

津山納涼ごんごまつり

8月第1土・日曜
船頭町・吉井川河岸緑地

吉井川河岸公園を舞台に、花火、ごんご(カッパ)おどり、夜店など様々な催しがあります。

津山まつり

10月第3・4日曜
上之町・大隅神社、二宮・高野神社、宮脇町・徳守神社

日本三大みこしの一つといわれる大みこしを先頭にだんじり飾り山車を従えた御神幸が市街地を練り歩きます。

令和作州城東むかし町

城東地区

江戸時代にタイムスリップした催しで各町内ごと出店や屋台を出し観光客を迎えています。

津山の工芸品

手織作州絣

城下町作州津山を中心に古くから自家用に織られていた民俗綿織物の伝統を受けつぎ、染色後、原図の模様になるよう糸を合わせて織った濃紺と白だけの織物。すべて手織り。岡山県郷土伝統的工芸品。

横野手すき和紙

横野和紙は金箔や銀箔の間に敷いてある「箔合紙」に使用されており、津山藩主の御用紙として文化年間より愛用されています。薄さ、こし、手触りなど和紙の中でも最高級の技術でつくられており岡山県の伝統的工芸品に指定されています。

作州牛

中国地方山間地域で飼育され強力で知性に富んだ良牛が出稼ぎに行く姿を竹細工で造ったもので、昭和60年には年賀切手のデザインに採用された民芸品です。

津山の味・ぐるめ

桐襲

美作地方に数多く産するゆずの風味を生かした銘菓。

いちま

カステラの落し焼きにツブあんをはさんだ素朴な菓子。

十萬石

柔らかな餅の衣に、小豆のこしあんを入れ、独特の製法で京麩を上下にあわせた品。

初雪

美作地方に伝わる伝統の菓子で、津山地方で生産されるもち米と少量の砂糖で作られます。

津山ホルモンうどん

津山市内の焼き肉・鉄板焼店等で提供されている庶民の味。牛ホルモン入り焼うどん。

津山ロール

津山地域の8社のお菓子屋さんが開発した、津山産小麦と地元特産品を使用したオリジナルのロールケーキ。

交通
JR津山線津山駅下車
岡山空港よりバスで1時間10分
問い合わせ
津山市観光協会
TEL:0868-22-3310 / FAX:0868-22-3315
URL: http://www.tsuyamakan.jp

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