西尾 にしお
抹茶の薫る城下町
大給松平六万石の城下町として古くから栄えてきた西尾市は、愛知県中央南部に位置し、歴史ある名所旧跡、古式ゆかしい伝統芸能、大名行列を始めとする祭など、文化や芸能が今も大切に受け継がれています。
温暖な気候と矢作川の恩恵の川霧と土壌など、大変恵まれた自然を利用して、茶、植木、花きが生産されています。中でも抹茶の原料となるてん茶は、全国有数の生産量を誇ります。また、養殖ウナギやアサリに代表される水産物の生産拠点としても発展しています。
西尾の見どころ
久麻久神社
徳川家康が戦勝祈願に訪れた県下最古の入母屋造り本殿。
実相寺
西尾茶栽培の創地とされ、日本に数少ない梵鐘や南北朝時代の文化財がいっぱい。
長圓寺
本堂脇の肖影堂には板倉勝重公の納骨像などがあります。
西尾市歴史公園
鍮石門、本丸丑寅櫓、二之丸丑寅櫓、屏風折れの土塀など城郭内の雰囲気を感じさせます。
平原の滝
大小の滝と自然林に囲まれた自然と親しめる憩いの場所です。
佐久島
三河湾に位置する島の中で最も大きな島。「祭りとアート」をキーワードにアートプロジェクトを展開しています。
三ヶ根山
眼下に広がる雄大な三河湾の眺望。6〜7月には、7万本のアジサイが沿道に咲き誇ります。
金蓮寺(国宝・弥陀堂)
県下最古の木造建築物であり、阿弥陀三尊像が安置されています。
西尾の年中行事
てんてこ祭
大根でつくった男根を腰につけ、小締太鼓の囃子にのり腰を振り練り歩き豊作を祈ります。
鳥羽の火祭り
25歳の厄男を中心に「ネコ」と呼ばれる奉仕者が燃え盛る「すずみ」の中に飛込み神木と十二縄を競って取り出し神前に供えるこの祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
西尾六万石桜まつり
みどり川沿いに約300本の吉野桜が咲き、提灯のあかりの下に桟敷が設けられます。
春の西尾バラ展
西尾市のシンボルフラワー「バラ」の品評会、即売会などが行われます。
西尾祗園祭
大名行列やみこしなど、歴史が蘇る数々のイベントが真夏の夜を彩ります。
貝吹のかぎ万燈
900年もの歴史があるお盆の迎え火行事。夜空にくっきりと鉤状の炎が浮かび上ります。
米津の川まつり
川面に揺れる万灯、その上空では多彩な花火が打ち上げられ、その光景は美しく幻想的世界が作り出されます。
棒の手
「エイヤ」「トオー」のかけ声も勇ましく六尺棒の見事な棒さばきが披露されます。
おまんと祭
円形馬場の中を快走する馬の首につかまり一緒に走るもの。勇壮な姿に息をのむ人馬一体の祭。
御櫃割
赤飯入りのお櫃を厄男達が奪い合い、ふたを素手で叩き割り見物客と共に手づかみで食べます。
棉祖祭
全国で唯一、棉神様を祭る神社で、古式の道具を用い棉打ちの儀式が行われます。
三河一色大提灯まつり
最大10メートルもの大提灯が6組12張つりあげられる様子は、大迫力。漆黒の夜空にろうそくの灯が浮かび上がります。
ハワイアンフェスティバル
県内外のフラダンス愛好家による発表会や本場ハワイから招いたダンサーによるポリネシアンダンスショーを開催します。
「西尾の抹茶」の日
抹茶無料サービスや石臼体験・抹茶工場見学など、まちを上げて抹茶ざんまいでおもてなしします。
西尾の工芸品
三河一刀彫
木の持つ美しさとたくましさをそのままに、見事なノミの手さばきで作品が作り上げられます。
きらら鈴
きらら(雲母)をちりばめて焼いた土鈴。「ころころ」という鈴の音で親しまれる愛と幸せのシンボル。
吉良の赤馬
赤い馬に乗って領内を巡視した吉良公がモデル。昔ながらの手仕事で作るあたたかい郷土玩具です。
鶴城焼
地元の土などを使ってつくり出される茶器は、香り高い「西尾の抹茶」をより味わい深いものにします。
西尾の味・ぐるめ
抹茶
上品な香りと穏やかなコクが特徴の「西尾の抹茶」。その原料となる「てん茶」の生産量は全国有数を誇ります。煎茶や玉露なども深い味わいです。
うなぎ
全国有数の生産量を誇る「一色産うなぎ」。天然に近い環境で育てられた「一色産うなぎ」は、皮も柔らかく、良質な脂がのり、プロも認める味です。
えびせんべい
「三河えびせんべい」は、パリっと歯触りが心地よく、一枚一枚に海の幸と風味がギッシリと詰まったえびせんべいです。
百年以上の歴史を持つ自慢の逸品です。
和菓子
西尾名産の抹茶や大粒の栗、いちごなど季節の素材を使った和菓子が、お茶うけや贈答品として人気。
醸造品
大豆から作られる濃い色と味は高い栄養価の証の豆味噌。
清流と肥沃な大地で育った良い米からつくる美味しい酒。
香りの強さを特徴とするみりん。
とろみと濃厚な旨味とコクのたまり醤油。一度ご賞味ください。
のり
良質の漁場で収穫される西尾の海苔は、色・艶・香りがよく軽い歯ざわりと口の中でとろける甘さが魅力。
- 交通
- 名鉄西尾線西尾駅下車
- 問い合わせ
- (一社)西尾市観光協会(西尾コンベンションホール内)
- TEL:0563-57-7882 / FAX:0563-57-2261
- URL: http://www.nishiokanko.com/