中国/ 山口県

萩 はぎ

維新のふるさと・萩

萩市は県北部、日本海に面し、三方を山に囲まれ、市街は清流阿武川が分岐した橋本川と松本川に抱かれたデルタ上に発展した、典型的な江戸時代の城下町の姿を残しているまちです。
萩の名が歴史上に登場するのは慶長9年(1604年)に毛利氏が指月山麓に萩城を築き、萩藩36万石の城下町になってからです。
また、幕末には維新の先覚者吉田松陰をはじめ高杉晋作、久坂玄端、木戸孝允、伊藤博文など多くの逸材を世に送り出し、明治維新胎動の地として多くの観光客が訪れています。

萩の見どころ

萩城跡(指月公園)

萩城は慶長9年(1604)に毛利輝元が築城した平山城で、本丸、二の丸、三の丸、詰丸からなっていました。明治7年(1874)、天守閣、矢倉などの建物は全て解体され、現在は石垣と堀の一部が昔の姿をとどめています。城跡の構造をよく残していることが特徴で、春には県の天然記念物に指定されているミドリヨシノを始め、600本余りのソメイヨシノが咲き誇ります。平成27年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、世界文化遺産登録されました。

交通 JR玉江駅より タクシーにて5分

萩城城下町

萩城城下町は国の史跡に指定されており、町筋は碁盤目状に画され、武家屋敷や町屋が軒を連ねていました。今も町筋がそのまま残り、往時の面影をとどめています。菊屋横町、伊勢屋横町、江戸屋横町と呼ばれている小路があり、萩藩御用達の菊屋家住宅、また高杉晋作誕生地、木戸孝允旧宅、青木周弼旧宅やなまこ壁の土蔵、門、土塀などが立ち並んでいます。平成27年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、世界文化遺産登録されました。

交通 JR東萩駅より タクシーにて7分

萩・明倫学舎

萩藩の教育や人材育成の中枢を担い、全国屈指の規模を誇った萩藩校明倫学舎。その跡地に建ち、国の登録有形文化財に登録された本校を含む旧明倫小学校の木造校舎群を改修整備し、新たな萩の観光起点としてオープンしました。本館には、観光インフォメーションをはじめ、お土産ショップ、萩の幸を使ったレストランなどがあります。また、2号館(有料)には、世界遺産を紹介する「世界遺産ビジターセンター」、日本ジオパーク認定された萩ジオパークを紹介する「ジオパークビジターセンター」や、幕末の科学技術を紹介する「幕末ミュージアム」などがあります。

交通 JR東萩駅より タクシーにて5分

松下村塾

木造瓦葺き平屋建ての50㎡ほどの小舎で、8畳と10畳半との2部屋から成り、国の史跡に指定されています。安政4年(1857)、28歳の松陰は、叔父の始めた塾を継ぎ、主宰しました。松陰は、身分や階級にとらわれずに門下生として受け入れ、わずか1年余りの間でしたが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、山田顕義、品川弥二郎ら、明治維新の原動力となり、明治新政府に活躍した多くの逸材を育てました。
平成27年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産登録されました。

交通 JR東萩駅より タクシーにて5分

大照院

大照院は臨済宗の寺院で、国の重要文化財に指定されており、特に本堂庫裏等は藩主の菩提寺にふさわしい規模と風格を備えています。隣接する大照院墓所は国指定の史跡で、初代藩主秀就以下2代から12代までの偶数代の藩主と夫人の墓石があり、墓前には藩士が寄進した600基あまりの石灯籠が整然と並びます。

交通 JR萩駅より 徒歩12分

東光寺

東光寺は、元禄4年(1691)に3代藩主毛利吉就が創建した全国屈指の黄檗宗の寺院で、大照院と並んで毛利家の菩提寺です。総門、三門、鐘楼、大雄宝殿はいずれも国の重要文化財に指定されており、名刹の面影を残しています。本堂裏の東光寺墓所は国指定の史跡で、吉就から11代までの奇数代の藩主とその夫人の墓があり、墓前には藩士が寄進した500余基の石灯籠が立ち並んでいます。

交通 JR東萩駅より タクシーにて7分

萩の年中行事

萩城下の古き雛たち

2月3日〜4月3日
萩市内

萩の歴史の中で大切に受け継がれてきた様々なお雛様が展示されます。期間の最終日には「流し雛」を開催。

萩・椿まつり

2月中旬〜3月下旬
笠山椿群生林

萩市の笠山に自生する約2万5千本のヤブツバキが色鮮やかに咲き乱れ、見る者を魅了します。

萩・しろ魚まつり

3月上旬
山口県漁協萩地方卸売市場

この時期の萩の名物は、春の訪れを告げる魚「しろ魚」。特にしろ魚のおどり食いは絶品です。

着物ウィーク in 萩

10月1日〜10月中旬
萩城城下町周辺ほか

“着物の似合うまち”萩でまち歩きを楽しむイベント。お得な着物特典やフォトサービスも。

萩・大茶会

5月3、4日
萩城跡指月公園ほか

萩焼とともに古くから親しまれている“茶の湯文化”に触れるイベント。ゴールデンウィーク期間中に萩城跡指月公園等で行われます。

萩焼まつり

5月1〜5日
市内の協賛店、特設会場(萩市民館、萩・明倫学舎)

約400年の伝統を誇る萩焼の大即売会。萩焼ろくろ体験や、萩特産品即売などがあり多くの人でにぎわいます。

萩・花火大会

8月1日
菊ヶ浜海水浴場周辺

日本海最高のロケーションを誇る菊ヶ浜の夜空に繰り広げられる夏の夢!

萩夏まつり

8月上旬
萩市内

真夏の萩の一大イベントであり伝統の住吉みこしや県無形民俗文化財「お船謡」などイベント盛り沢山。

萩・魚まつり

10月中旬
山口県漁協萩地方卸売市場

萩沖でとれた新鮮な海の幸のコーナーや魚のつかみ取りなど魚・魚のオンパレード。

萩時代まつり

11月第2日曜日
中央公園ほか市内各所

約300年の伝統を誇る「萩大名行列」が市内を練り歩く秋の萩の一大イベント。

萩の工芸品

萩焼

「一楽二萩三唐津」といわれ、形、装飾が素朴な萩焼は、古くから茶器としてお茶人の間に広く親しまれています。また、吸水性があり、長年使うとお茶やお酒が器に浸透して、器の色彩が微妙に変化する萩焼の特徴を「萩の七化け」といって、珍重されています。

萩ガラス

モスグリーンの色合いや萩焼を思わせる貫入など独特な風合いを持つ萩ガラスは、萩市、笠山で採掘された玄武岩を材料に原石から一貫生産しています。硬くて丈夫な硬質ガラスです。

竹製品

全国上位の竹林面積を有する山口県の中でも、萩市周辺地域は約2千haの竹林面積を占める竹の産地です。寒暖の差が大きいため、丈夫な竹が育つといわれる萩の良質な竹を用いています。

萩の味・ぐるめ

瀬つきあじ

豊富で良質な餌を食べて成長し、脂がのって身の締まりも抜群。さらに萩沖で水揚げされるため鮮度もピカイチ!

あまだい

艶のある薄紅色が美しい日本海の逸品。萩は好漁場が近いため、産地ならではの新鮮な刺身で深い旨みを堪能できます。

いとこ煮

他の地域ではその例をみない料理であり、四季を通じて冠婚葬祭はもとより宴席には欠かせない料理となっています。

夏みかん

甘酸っぱい香りを含み、さっぱりとした酸味が美味しい夏みかん。ジュースやゼリー、お菓子など加工品も多く夏みかんソフトクリームも人気です。

けんさきいか

主に4月から12月にかけて山口県の沿岸から萩沖合の海域で漁獲されます。別名イカの女王とも呼ばれ、刺身や天ぷらとしてお召し上がりいただけます。

焼抜蒲鉾

初代藩主毛利秀就の時代からある名産品の一つ。遠火でゆっくりと焼き上げる焼抜という製法が特徴で、独特の弾力があります。

見蘭牛(けんらんぎゅう)

和牛のルーツである「見島牛」とホルスタインを交配させ誕生した“見蘭牛”。見島牛の持つ霜降り肉の特性を受け継いだ高級種。

真ふぐ

山口県が日本一の水揚げと言われ、真ふぐは身の色が美しい飴色で歯ごたえもあり美味しく、とらふぐが「ふぐの王様」とすれば、真ふぐは「ふぐの女王様」です。

千石台だいこん

肥沃な黒ぼく土壌と、標高400〜500mの冷涼な気候の萩市千石台は、山口県最大の大根産地で、農家が丹精込めて育てた大根は新鮮で甘みがあると人気をよんでいます。

金太郎

「ヒメジ」の地方名。萩では昔から親しまれてきた魚で、甘味のあるほっこりした身は大型の白身魚にも勝る味わいとなっており、様々な料理で楽しめます。

交通
JR山陰本線 東萩駅下車
問い合わせ
萩市観光課
TEL:0838-25-3139(平日のみ) / FAX:0838-26-0716
E-mail: kankouka@city.hagi.lg.jp
URL: http://www.hagishi.com/

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