中部/ 静岡県

森 もり

遠州の小京都 森

遠州森町は三方を小高い山々に囲まれ、中央を「太田川」が流れる風情豊かな町。かつては火伏せの神「秋葉神社」へ通ずる街道の宿場町として、江戸時代中期頃からは「古着の町」として葛飾北斎の「栄える都市の番付」の前頭に、その名が掲げられるほどの盛況をみせていました。大正12年7月、森町を訪れた地理学者「志賀重昂」は、山紫水明のこの町を「小京都」と称賛し、以来遠州の小京都と呼ばれるようになりました。
森町の山間部は南アルプス赤石山系の南端に連なり、太田川の上流には「カワセミ」や「アマゴ」も棲息しています。
永い歴史を刻み、人々の信仰を集めている神社や仏閣も数多く点在し、そこに伝承される舞楽や祭りは、森町独自の文化を創出してきました。新しい世紀に入り、本当の豊かさとは何かを問われています。旅にたとえていえば、さっと自動車で通り過ぎるよりも、ゆっくりと歩いて、見て触れて、そこにある自然やそこに暮らす人々の「素朴な心」にふれてみる。ここ遠州の小京都「森」はそんな、人の「こころ」を豊かにできる町でありたいと思います。

森の見どころ

小國神社

小國神社は静岡県の西部、遠江国の一宮で、奥宮でもある本宮山の山麓より湧きいずる宮川のほとりに鎮座しております。
ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、神話「因幡の白うさぎ」のうさぎを助けられた心のやさしい大国様をお祭りしている神社です。 1,450年余の歴史を有し、徳川家康をはじめ、多くの武将から信仰を賜り、遠江國一宮として皆様から崇敬され親しまれております。

交通 天竜浜名湖鉄道遠州一宮駅より徒歩約60分
新東名遠州森町スマートICより車で約7分

アクティ森

アクティ森は、伝統工芸品の創作体験工房やアウトドアフィールド、地場産品の販売所やレストランなどを備えた複合型体験施設です。
体験センターでは、「森山焼」の里らしく、陶芸を中心に、和紙、瓦工芸、草木染の体験ができます。
アウトドア派には、パターゴルフやテニス、カヌー体験もおススメです。
お食事は、森町の新鮮な食材を使った森のレストラン「かわせみ」の「太田川ダムカレー」や「八角庵」の「がんこ焼き」がおススメです。
地元のおかあさんたちによる「あじさいグループ」の手作り食品も好評です。お土産は、「よんな市」に特産品が勢揃い。

交通 天竜浜名湖鉄道遠州森駅よりバスで約20分
(デマンドバスのご予約は0538-85-9800まで)

大洞院

全国に3400余の末寺を持つ曹洞宗の古刹です。
 門前には、森の石松の墓があります。 「消えずの 灯明 ( とうみょう ) 」「 世継 ( よつぎ ) のすりこぎ」「 結界 ( けっかい ) の砂」など 恕仲禅師 ( じょちゅうぜんし ) にまつわる数々の伝説があり、「伝説の寺」と呼ばれます。
 秋の紅葉シーズンにはライトアップも行われます。

交通 天竜浜名湖鉄道遠州一宮駅より徒歩90分

香勝寺

日本三大「ききょう寺」として有名なこの寺は、天文14年、崇信寺(森町飯田)8世全忠和尚が開山したと伝えられています。 
 また、戦国の武将「武藤形部」の菩提寺でもあります。
 境内にある観音様のお告げから植えられたという「ききょう」は約4万株で、 見頃は、6月中旬から7月中旬です。

交通 天竜浜名湖鉄道森町病院前駅より徒歩5分

極楽寺

養老年中(717年~)僧行基が開山したと伝えられます。本尊は行基菩薩が自ら刻まれた阿弥陀如来を安置し、多くの秘仏が合祀されています。
 また、二俣城主近江守昌長のゆかりの寺でもあり、 町の文化財「石ずりの戸」が残されています。
 初夏、境内や裏山にかけ、数万本のあじさいが見頃となります。
このあじさいは、寺を開創した僧行基が、「極楽へゆく人の乗る紫の雲の色なるあじさいの花」と詠んだことにちなんで植えられ、「あじさい寺」の愛称で親しまれています。

交通 天竜浜名湖鉄道遠州遠州一宮駅より徒歩20分

蓮華寺

蓮華寺は、慶雲元年行基が開山したと伝えられ、遠江随一の学問寺です。
 全盛時代には、坊舎36坊もあった程です。
 今でも町内にはこの寺にちなむ大門、十七夜、竜馬ヶ谷などの字名が残されています。
 法然上人が、遠州桜ヶ池に入定された師匠の皇円阿闍梨上人をお訪ねの際、蓮華寺に立ち寄られ、丁度その時、辺り一面に萩の花が咲き乱れている光景をご覧になって、これは正に萩の寺だと言われたのが始まりと伝えられ今日の名所となりました。
萩の種類は15種類ほどあり4月中旬より10月初旬まで色々な萩の花が咲き乱れます。

交通 天竜浜名湖鉄道遠州森駅より徒歩15分

森の年中行事

石松供養祭

3月下旬
大洞院他

郊外にある大洞院には、石松の墓があり、森町観光協会では、毎年、石松供養祭を開催しています。また、3年に1度「石松まつり」として、仮装行列があります。

太田川桜まつり

3月下旬〜4月上旬
太田川堤防沿い(森町向天方地区)

太田川の堤防沿いでは、約2Kmにわたり、千本ものソメイヨシノが桜のアーチをつくります。
 見頃を迎えると夜間、ぼんぼりに明かりが点され、幻想的な雰囲気を味わえます。

ぶか凧上げ

5月5日
太田川河畔

「ぶか凧」は横に細長い四角い凧で、尾っぽをつけず2本の糸目で揚げるのが特徴で、威勢のいい太鼓とともに端午の節句のお祝いに町内会や友人同士で手づくりの凧が太田川の上空を舞います。

納涼花火大会

8月15日
太田川親水公園

森町納涼花火大会は「地元を離れた人々が、ご先祖の供養に帰省するのを機に、楽しく家族で過ごせるように」という優しい思いが込められた花火大会です。約50年続いており、夏の風物詩となっています。2000発の花火を、太田川の河川敷に寝ころびながら、ゆったりと観賞できます。

森のまつり

11月第1金・土・日曜日
森市街

祭典中は各町内14台の華麗な彫刻の屋台が引き回され、森町特有の曲がりくねった狭い町中を勇壮に練り歩きます。夜には各筋で屋台のぶつかり合う激しい練りも見られます。まつりは2日目の渡御、最終日3日目の還御を終え、3日目夜の舞児還しで最高潮に達します。
通称「森のけんか祭り」と呼ばれる勇壮で激しい練りのお祭りです。

紅葉まつり

11月下旬〜12月上旬
小國神社・大洞院

(小國神社)境内を流れる宮川沿いの遊歩道には、 約千本のもみじの紅葉が見られます。
(大洞院)境内には多くのもみじが植えられており、高台にある本堂から見下ろす立体的な紅葉は格別です。

森町産業祭 「もりもり2万人まつり&農協祭」

11月中旬
森町文化会館

森町の産業祭。 地元森町をはじめ、近くの市町村や友好町「北海道森町」の特産品などが販売されて、毎年たくさんの人たちでにぎわっています。特設ステージでは、もりまちの常磐太鼓などが行われます。

天宮神社の十二段舞楽

4月第1土・日曜日
天宮神社 森町天宮576

天宮神社例大祭に奉納される12段舞楽は、小國神社と同じ時代に伝来されたとされ、共通の曲目が伝承され、古い面、装束が保存されています。天正18年(1590年)の御条目に若者の掟が記されて、以来、祭礼の全てを若衆の組織である「天社轂」により運営されています。国指定重要無形民俗文化財。

小國神社の十二段舞楽

4月18日に近い土・日曜日
小國神社・森町一宮3956-1

小國神社例大祭に奉納されるこの舞楽は文武天皇(697年〜707年)の時代に中央から伝来したとされており、色香・太平楽・納蘇利など12段が伝承されています。小國神社は遠江國の一宮であり、国家や遠州一円の安泰の祈願として舞楽法会が古くから執行されてきました。国指定重要無形民俗文化財。

山名神社の天王祭舞楽

7月15日に近い土・日曜日
山名神社・森町飯田

明応5年(1496年)、摂津の国四天王寺(今の大阪市)から伝来されたものと言われています。神子舞、鶴舞、獅子舞、龍舞、蟷螂(とうろう)舞などの八段からなり、特に蟷螂舞は、昆虫のかつらをつけて舞う、全国でも珍しい舞です。天宮神社・小國神社の舞楽とともに国の重要無形民俗文化財に指定されています。

森の工芸品

森山焼

素朴な味わいと豊かな芸術性を備えた焼き物、赤の表現にこだわり赤焼を得意とするもの、日本的な素朴さを民芸的に表現した焼き物、新進気鋭、芸術性に富んだ作品。
そのいずれも、明治からの技を受け継ぎ、未来へと伝統を磨いています。

森の味・ぐるめ

和菓子

「梅衣」や「次郎柿ようかん」、「石松もなか」、「 みそまんじゅう」、「栗ようかん」など、森町には和菓子の老舗が多く、種類も豊富で味わいもバラエティに富んでいます。

治郎柿(次郎柿)

味はきめ細やかで甘味も豊潤、加えて種も少なくとてもおいしい柿です。他に比類無き卓絶する良品種です。
森町が原産の治郎柿は、今から約170年ほど前、松本治郎という人が太田川の川原で柿の幼木を見つけ、これを持ち帰り自宅に植えたのがはじまりと言われています。

とうもろこし

森町では、水田において豊富な日照量と良質な有機物を充分に施し、高品質な冬レタスを生産しているが、「森のとうもろこし」はその後作として栽培されている。朝取りトウモロコシは身が柔らかく甘味が強いのが特徴。

レタス

森町のレタス栽培は、ビニールトンネル栽培の成功で、 冬期レタスとしては品質で全国1位です。 森町南部の広大な田園では、12月に入ると一面 ビニールで覆われ、 銀色に輝く風景にびっくりすることでしょう。

森乃茶

「遠州もりまち良い茶の出どこ、娘やりたやお茶摘みに・・・」 ご存じ、浪曲「森の石松」の枕詞。森町の島房太郎の作詞に、広沢虎造の名調子にのって、 「遠州森の茶」は一躍全国にその名を知られるようになりました。 「森の茶」の特徴は、豊かな香りに渋味と甘味がほどよくマッチした味です。 そして、清らかな水と山間の霧など、最高の自然条件で栽培されている「森の茶」は、 自然の香りをたいせつにした生産がされています。 まちには、お茶の老舗や直売店がたくさんあって、直売や通信販売で購入できます。

交通
天竜浜名湖鉄道 遠州森駅下車
新東名遠州森町PAスマートIC
新東名森掛川IC
問い合わせ
森町役場 産業課 商工観光係
TEL:0538-85-6319 / FAX:0538-85-5259
E-mail: kanko@town.shizuoka-mori.lg.jp
URL: http://www.town.morimachi.shizuoka.jp/

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