尾道 おのみち
日本遺産の箱庭的都市
尾道市は広島県東部の瀬戸内海沿岸に面し、「瀬戸内しまなみ海道」本州側の玄関口です。
850年前に開港、江戸時代には北前船の寄港地として栄えました。港町として発展した尾道には多くの豪商が誕生し寺院を建立しました。現在でもその多くが残っており、「古寺めぐりコース」という散策道で巡ることができます。
また文人墨客が愛した街としても知られ、林芙美子や志賀直哉をはじめとした多くのゆかりのある著名人の作品を市内各所で目にすることができます。
島嶼部に目を向けると「瀬戸内しまなみ海道」に沿い、洋らんの島『向島』、中世期に活躍した村上水軍の本拠地『因島』、柑橘の産地として知られ、西の日光とも呼ばれている「耕三寺」がある生口島とそれぞれに特色を持った島が連なっています。
尾道の見どころ
千光寺公園
千光寺を中心とした千光寺山一帯に広がる公園。晴れた日には展望台から四国連山も遠望できます。
おのみち文学の館
文学記念室、志賀直哉・中村憲吉旧居の総称で、尾道ゆかりの文人たちの資料を展示しています。
瀬戸内しまなみ海道
広島〜愛媛の約60kmを9の架橋で結んでいて、瀬戸内海の多島美を堪能できます。
向島洋らんセンター
一年を通し世界中の洋らんを楽しむことができます。
因島水軍城
中世に因島を拠点に活躍した村上水軍の甲冑や書簡などの資料を展示しています。
耕三寺
西の日光とも呼ばれており、全国の有名寺院を手本に再現した数多くの堂塔を見ることができます。
平山郁夫美術館
日本画家・平山郁夫の幼少期から晩年までの作品や貴重な資料を展示しています。
尾道の年中行事
柴燈護摩(火渡り神事)
家内安全・商売繁盛等を願い元旦から行われている護摩の総仕上げ。まだ火の残る灰の上を修験者たちが念仏を唱えながら渡ります。
本因坊秀策囲碁まつり
碁聖本因坊秀策生誕の地で開催される囲碁のイベントで、全国より囲碁の愛好家が集い腕を競います。
節分会
お福さずけの福笑い行事や、年男たちによる豆まきで一年の無病息災・商売繁盛などを祈ります。
おのみち俳句まつり
「文学の町・おのみち」を代表する花見スポット千光寺公園の桜を俳句の入ったぼんぼりで情緒豊かに彩ります。
尾道みなと祭
尾道港開港の恩人平山角左衛門を祀った住吉神社の例祭を中心に、「ええじゃんSANSAがりコンテスト」など多彩なイベントが行われます。
尾道住吉花火まつり
尾道水道を約1万3000発の花火で夜空を彩る、近隣地域では最大級の花火大会。
因島水軍まつり
中世に活躍した海賊・村上水軍の本拠地があった因島で開催される勇壮なお祭で、水軍武者行列や小早舟によるレースなどが行われます。
尾道灯りまつり
尾道に数多くあるお寺の参道や境内などを約3万個のろうそくでライトアップし夜の町歩きを楽しむことができます。
ベッチャー祭
「ベタ」「ソバ」「ショーキー」の3体の鬼が市内を練り歩き、手に持っている「ささら」「祝棒」で叩かれると無病息災に過ごせるといわれています。
尾道の工芸品
帆布
帆布は、帆船の帆に使われていた丈夫で通気性の良い綿織物です。
使うほどに素材の風合いを楽しめます。
さくらの香りグッズ
桜の名所100選に選ばれた尾道の「千光寺公園」の香りをイメージした“尾道さくらの香り”シリーズ。尾道オードパルファム、あぶらとり紙、リップクリーム、ハンドクリームがあります。
尾道の味・ぐるめ
オコゼの唐揚げ
尾道の名物「オコゼ」を油でカリカリに揚げてあり、骨まで食べられます。
デベラ
タマガンゾウヒラメの干物で、木づちで叩きやわらかくしたあと火であぶって食べます。
尾道ラーメン
瀬戸内海で獲れた小魚のスープをベースに、豚の背脂を浮かべた醤油味のラーメン。
水軍鍋
村上水軍が出陣する際に食べたとされている鍋で、「八方の敵を食う」ということからタコが入っています。
柑橘類
国産レモンの発祥地「瀬戸田」、はっさくの産地「因島」、高根島の高級みかん「高根みかん」など、どれも甘くておいしいです。
- 交通
- JR山陽本線「尾道駅」下車 又は
新幹線「新尾道駅」下車
- 問い合わせ
- 一般社団法人尾道観光協会
- TEL:0848-36-5495 / FAX:0848-22-2201
- E-mail: info@ononavi.jp
- URL: http://www.ononavi.jp/