四国/ 愛媛県

大洲 おおず

やすらぎ人の憩う町 伊予の小京都 大洲

加藤家6万石の城下町として栄えてきた、大洲。清流・肱川に育まれた城下町には、江戸時代から明治にかけての名残をとどめています。漆喰が剥がれ、土壁がむき出しになった様子が時の移り変わりを感じさせます。また、冬にかけて「肱川あらし」と呼ばれる朝霧に包まれると、伊予の小京都の風情ある表情を出します。

大洲の見どころ

臥龍山荘

肱川随一の景勝地「臥龍淵」に臨む約3,000坪の山荘です。臥龍院・不老庵・知止庵の三建築は、それぞれ数寄を凝らした逸品揃いです。春夏秋冬、四季折々に深い趣きがあり、忘れかけた茶の心、日本の心が今に生きつづけています。

交通 JR伊予大洲駅より車で10分

おおず赤煉瓦館

明治34年12月に大洲商業銀行として建築されました。建物はイギリス積みの赤煉瓦構造で、屋根には和瓦をも葺いた和洋折衷の様式が特徴です。現在では、物販・展示コーナーなどある観光施設として親しまれています。

交通 JR伊予大洲駅より車で10分

大洲城

四層四階の天守閣は、明治期の古写真や「天守雛形」と呼ばれる江戸期の木組模型などの史料をもとに平成16年に木造で復元しました。現存する4つの櫓は国の重要文化財に指定されています。城跡は県の史跡に指定されており、天守閣の高さ19.15mは、戦後に木造復元した中でも日本一となります。

交通 JR伊予大洲駅より車で10分

おはなはん通り・明治の家並み

NHK朝の連続テレビドラマ「おはなはん」のロケ地となった通りです。おはなはん通りの休憩所では、当時のパネル展示など設置しています。明治の家並みのある通りは、かつて商業の中心地でした。両側のなまこ壁や、腰板張りの土蔵造りが美しい町並みを構成し、おはなはん通りと共に明治の面影をとどめています。

交通 JR伊予大洲駅から車で10分

ポコペン横丁・思い出倉庫

「ぽこぺん、ぽこぺん、だぁれが突っついたか♪」昔、誰もが遊んだ缶けりやかくれんぼ。あの懐かしさが漂う横丁を再現しています。そこは、まぼろし商店街1丁目。ホーロー看板や軒を連ねるお店、個性的な店主により昭和30年代のレトロ空間が演出されています。

交通 JR伊予大洲駅から車で10分

大洲の年中行事

えびすまつり(十日えびす)

1月9日〜11日
大洲神社

福笹や熊手、枡など縁起ものを扱う露店が立ち並ぶ。10日の本えびすには、鯛が当たる福入り餅まきが行われるため、多くの参拝者で賑わう。商売繁盛や家内安全、五穀豊穣を祈願した「十日えびす」が開催されます。

祇園まつり

旧正月(1日〜4日)
大洲市八多喜町 祇園神社

今年の縁起を祈願するお祭り。

観光さくらまつり

3月25日(木)〜4月25日(月)
城山公園(ソメイヨシノ)・冨士山公園(ソメイヨシノ)祇園公園(八重桜)

城山公園に200本(ソメイヨシノ)・冨士山公園3000本(ソメイヨシノ)祇園公園700本(八重桜)が咲き乱れ、大勢の花見客で賑わいます。城山公園と八多喜祇園公園では、ライトアップも行われ、夜桜も楽しむことができます。

つつじまつり

4月25日〜5月15日
冨士山公園

霧島つつじを皮切りに、ゴールデンウィークには6万本のつつじが開花し、冨士山の山頂が赤や白、ピンク色のじゅうたんを敷きつめたように染まります。西日本有数のつつじ園。展望台、特産品販売などの露店もあり、ゴールデンウィーク中は交通規制が実施されます。

ほたる・しょうぶ まつり

6月1日〜6月15日
ほたるまつり(大洲市柳沢区・柳沢小学校)、しょうぶまつり(新谷しょうぶ園)

柳沢地区を流れる矢落川流域は、愛媛県の天然記念物に指定されているゲンジボタルが数多く生息しています。まつりの期間中は、地元ならではのイベントが盛りだくさんです。しょうぶ園では約200種5000株のしょうぶが満開になります。しょうぶを積み上げて作った菖蒲城も見所です。

大洲のうかい

6月1日〜9月20日
Aコースうかいレストプラザ〜大洲城下 Bコース如法寺河原〜大洲城下

「日本三大うかい」のひとつに数えられ、期間中は多くの人々が水郷大洲の情緒と船の上に並ぶ川魚料理を楽しんでいます。周囲が漆黒に染まると、あかあかとかがり火をともした鵜船が登場、屋形船と鵜船が併走し、鵜を間近で見られるのが「大洲のうかい」の醍醐味!大洲でしか味わうことのできない夏の夜の風物詩です。

大洲川まつり花火大会

8月3日・4日
3日 肱北河原 4日 肱南河原

昭和23年から毎年開催されている花火大会。打上花火・ナイアガラ花火・水上花火などの仕掛け花火が夏の夜空に大輪の華を咲き競い大洲の夜を色とりどりに演出します。また、打上げられる度に、全身で感じる大音響は山に囲まれた大洲ならではのものです。

いもたき

8月下旬(初煮会)から10月下旬
如肱川肱北河原・如法寺河原 夕方〜9時

大洲のいもたきは古く藩政時代から伝わっており約300年の歴史があります。口の中でとろけるような大洲自慢のさといもを用いて作られた鍋を、河原で囲む伝統行事ともいえます。肱川の河原でゴザを敷き、ライトアップされた臥龍山荘を見ながら素朴な味わいの鍋を囲み、心地よい風と夜空のもと、秋の夜長を楽しむことができます。

もみじまつり

11月1日〜30日
稲荷山公園・白滝公園

樹齢約200年の老楓など約3000本が紅葉します。11月1日〜30日の「もみじまつり」期間中は、稲荷山公園では、神社付近一帯が朱色に染まる中に露店などが立ち並びます。白滝公園では、散策路といくつもの滝と紅葉を一緒に眺めることができます。

大洲まつり・おおず浪漫祭

大洲まつり(11月2・3日)おおず浪漫祭(11月3日)
大洲まつり(市内一円・メイン会場:肱北緑地公園) おおず浪漫祭(大洲市 肱南地区)

大洲最大の秋祭りで、大名行列や大洲ばやしパレードが行われます。おまつり広場を中心に郷土芸能の発表・多数のイベント等開催。対岸を行き来できる1日かぎりの渡し船もでます。肱南地区では昭和初期のレトロな町並みを再現したお祭り「浪漫祭」なつかしの露天が披露されます。

大洲の工芸品

高張提灯(県指定伝統特産品・県指定伝統工芸士)

お祭りに軒先を飾り、神社などに奉納されている高張提灯は伝統的特産品に指定されています。現在、大洲市では唯一の指定を受けた特産品です。高張提灯の指定と合わせて、平地傘提灯店の店主が県指定伝統工芸士に認定されています。

竹細工

大洲の竹材の強さと美しさを伝統の技と心でお届けします。縁起物の熊手など伝統地場産業を継承し、今も素朴な味わいで多くの人に親しまれています。

大洲の味・ぐるめ

いもたき

大洲のいもたきは古く藩政時代から伝わっており約300年の歴史があります。口の中でとろけるような大洲自慢のさといもを用いて作られた鍋を、河原で大勢が囲む伝統行事ともいえます。肱川の河原に御座を敷き、素朴な味わいの鍋を囲み、心地よい風と夜空のもと楽しむことができます。

川魚料理

肱川でとれる鮎や川ガニは、水郷ならではの素朴な味です。特に鮎は、藩政時代に将軍への献上品とされていました。

さつま料理

麦味噌を焼いて香ばしさを出し、冷水に溶かしただし汁にじっくりと焼いた川魚の身をほぐして入れ、熱いご飯にかけて食べる、昔ながらの郷土料理です。

志ぐれ

大洲藩江戸家中の秘伝菓子として伝授され、北海道産の小豆を使用し、餅粉・米粉・砂糖と混ぜ合わせた生地を作り、セイロに流し蒸しあげる昔ながらの製法で作ります。もちもちした食感とあっさりとした甘さの和菓子です。

月窓餅

創業寛永元年旧大洲藩御用達 370余年続く老舗和菓子。こしあんをわらび餅で包み、大洲産の青大豆きな粉をまぶした和菓子。口の中へ入れると柔らかな舌触りでわらび餅と餡子がひとつになって溶けていく、ひとつ食べたらもうひとつと、忘れられない味です。

交通
JR予讃線 伊予大洲駅下車
問い合わせ
大洲市観光協会
TEL:0893-24-2664 / FAX:0893-24-2750
E-mail: info@oozukankou.jp

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