森/静岡県
山名神社 天王祭(祇園祭)
■開催日/ 7月15日に近い土曜日、日曜日
祇園祭は、京都八坂祇園感神院の疫病退散を祈る祭がその起源で、飯田・山梨など太田川流域には中世の祇園祭の形跡が色濃く残されている。
 山名神社の舞は、舞楽というよりも、京都の祇園祭、しかも応仁の乱以前の諸相を伝える風流舞の系統を引くものであり、演目は、八初児・神子・鶴・獅子・迦陵頻・龍・蟷螂・優填獅子の8段である。
 この舞は、本来村々の辻で行なわれたようであるが、舟形の舞台を拝殿の正面に固定し、3本の柱の中央に四半畳のうすべりを敷き、この中で舞われる。高覧付の舞台の左右に鼓の4人が並び、西側奥手は笛方の座となる。中央の柱は、土台から天井に突き抜けた帆柱で、この裏手に太鼓を置き藍染めの神紋幕が楽屋と舞台を隔てている。  
 舞人は、小学校から中学校くらいまでの男子で、優填の役は古来村松氏の世襲であった。八初児は、少年2人の舞で天冠に八撥を腹に括り撥を持って登場し、これは祓いの舞といわれ、祇園祭では重要なものである。
 龍は、2人の子どもが龍頭を被り左右の丸柱に攀じ登り、逆さになって上半身を上下に煽る曲芸的な舞で、蟷螂は文字通りかまきりの被物を付け背中に4枚の羽根を背負って舞うので見物人は飽きない。そのうえ、これらの舞の途中からは、数台の屋台がこの舞台を廻って神前を拝むなど賑やかな祭である。
 神輿が渡御する弁天附近のお仮屋は、飯田荘下郷の結界で、これ以南は太田川の河原や市場の立つ無縁の地であった。
開催地
山名神社
JR袋井駅よりバスで20分
問い合わせ
森町役場産業課商工観光係
TEL:0538-85-6319
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